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彼の胸は不安でいっぱいだった。
昨日、夕食の後、散策にでた兄が今朝になっても帰って来ない。
冒険者として、そして狩人としても一流の兄が、一人迷うなどと考えたくは無かった。
凶悪なモンスターに出会った痕跡も無く、彼はひたすらに不安であった。
彼は姿を消した兄を探すべく、朝食を口に詰め込むと、べースキャンプを後にした。

その洞窟はベースキャンプから半時のところに口を開けていた。
焦りとは裏腹に、彼はその洞窟に興味を引かれた
もしかしたら、今の自分と同じで兄は好奇心をくすぐられ、この洞窟に入っていったのかもしれない。
一人で洞窟に入るなど、兄がそんな危険を冒すはずが無い。解り切った事だった
だが、彼は一歩また一歩と、洞窟に歩を進めていった。

洞窟は愕くほど明るかった。
外から見ると入ってみるとは違い
松明を付ける事無く、彼の目は洞窟内の状況を確認する事が出来た。
奇妙な空間に対して、彼の冒険者の感は危険信号を発していた。
戻るべきだ、そう思えば思うほど
それ以上の好奇心が彼の胸をくすぐった。
兄を探さなくては・・・・・・
彼の足は、ゆっくりと前に進んでいった。

程なくして彼は目の前に何かを発見した
ソレは人間だった、衣類を全く纏わない青年が岩にもたれ掛っているようだった。
兄かもしれない
『兄貴!?兄貴なのか!?』
駆け寄り、彼は目の前の光景に愕然とした。
衣類を全く纏わない青年
彼のアヌスはベロベロにめくりあがり、彼の腸内からは大量の精液がとめどなく溢れ出ていた。
目の前に立ったというのに、青年は表情一つ変える事なく。口をダランと開き、呆けたようにヘラヘラと微笑み続けていた
『あんた、何があったんだ?』
問い掛ける、しかし青年はヘラヘラと微笑み、時折思い出したかのように奇声を発する。
ソレはもはや人間ではなかった。
生きている肉人形
あまりの光景に吐き気を覚え、その場に蹲った
一体この青年に何が起こったのだろう、嫌それ以上に・・・・ココは一体
逃げなきゃ、逃げなきゃ、危ない、危ない、危ない・・・・・・・・兄貴・・・・兄貴・・・・・・
恐怖、焦り
あらゆる感情が巡る中、不意に彼は気配に気付く
視線を足元から洞窟奥に走らせる
そして気づいた。奥から歩み来る何者かの人影。
『おろろ、今日もまた一人お客人かぁ?』
角の映えた青年が、彼の目の前に現れた

魔族
そう判断した彼は、腰に備えた剣を一気に抜き放った
『お前がココの主か!?』
恐怖を振り払うように怒鳴り、魔族に向けて剣を構える
彼自身それなりに名の通った冒険者だ、大して力の無い魔族なら一人でもなんとか太刀打ちできる。
そんな彼の様子に、魔族は額に皺を寄せた。
『はぁ〜ぁ、全く昨日といい今日と言い・・・・人間って奴は・・・・・・・って、お前昨日の奴と似た匂いがするな?』
その言葉を聞いた瞬間、彼は大きく一歩を踏み出した。
『兄貴を、どこにやったぁああああああああああああああああああああああああ!!!!!』
踏み込むと同時に体を捻り、魔族の首筋に水平に切り込む
渾身の力を込めた一撃は、その首を切り落とす・・・はずだった
『つか、ソレが・・・・・・』
瞬時に反応し、魔族の拳が剣の腹を殴りつけた
パキンと言う音と共に意図も簡単に剣が圧し折れる
『相手に・・・・・』
殴りつけたのと反対の腕が、彼の喉元にのび、鷲づかみにすると
『モノを尋ねる態度かねぇ!?』
洞窟の床に、彼の体をたたき付けた。
『がはぁ!?』
悲鳴をあげ、彼の体は激痛にのけぞった。
その様子を、満足気に見下ろしながら、魔族は語った
『おおかた、おめぇさんは兄貴を探してココへ来たんだろう?』
兄貴という言葉に反応する様を確認すると、魔族はニタリと微笑んだ
『いいだろう、兄貴に会わせてやるよ、その代わり・・・・楽しませろや』

魔族の腕が、彼の体から衣類を剥ぎ取っていく
男の目の前で全裸にされる羞恥心と、これから何が起こるかの恐怖
彼の『男』は縮こまっている・・・・・筈だった
『おぉ、おぉ、元気だねぇ〜』
しかし、彼の心境とは裏腹に、ソコは雄々しく反り返っていた
そう、この洞窟に入ってからの毒気に、彼は当てられてしまっていたのだ。
『はぁ・・・・』
とろりと脳が蕩けるように、体中が火照る
魔族は、ニタリと微笑むとそのイチモツを露にした
まるで、男の腕とも見間違うほどの大きさのソレは、湯気が立ち上るほど雄々しく起立していた。
あれが、あれが
恐らく自分のアヌスを犯すのだ
先程見た青年の様になるまで犯されるのだ
近い未来は用意に予測できた。
だが、彼の体はすでに、抵抗する力を持たなかった、嫌、抵抗する気も無くなっていた
それどころか、これから起こることに対しての期待
それを想い、彼のペニスはサラに充血し、その先端からは透明な液が漏れ始めていた
『ははは、ギンギンだな、さて気持ちよくしてやるぜ』
そして、彼のアヌスは貫かれた

『あはぁああ・・・・・・、はぁ、んあぁあああああああああ』
自分でも愕くほど情けない声が溢れ出た
ソレと同時に、彼のペニスは一気に吐性した
気持ちいい
今まで自分で慰める事しなかった彼には、初めての快楽だった
自分ひとりのモノとは比べ物にならない快楽が、彼の体中を犯していく
アヌスが裂ける程のモノが激しく出し入れされ、内臓がめくれ上がっているというのにも関わらず
凄まじい快楽が、彼のアヌスから全身に浸透していく
『ひぁ、ひぁあああああ、きもちぃ・・・きもひぃいい』
もっと犯して欲しい、もっと快楽が欲しい、もっと、もっと、もっと
『もっろ、ついれぇ、あはぁああ、きもひぃぃいい』
涎を垂らし、鼻水をたらし
彼は卑猥に悶え、幾度と無く吐性する
激しくうねり、激しく悶え、彼の体中からは大量の汗が噴出していく
しかし
その量は少し異常であった
初めは滲む程だった汗は、粒になり、雫になり
そして、だらりだらりと足れはじめる
それがやがて、まるで水を頭から被せられたと錯覚するほどの量が溢れ出ていく。
だが、彼自身そんな事は気にならなかった、快楽が欲しいのだ、もっともっと
『もっろぉ・・おえのあぬふ、おかひれぇ・・・・・』
『はは、何言ってんのかわかんねぇよ』
溢れ出す汗は量を増して・・・・・・・
いや、もはやソレは汗ではなかった
彼の体からはドロリとした液体が流れ出ていく
そう、彼の体は溶け始めていたまるで蝋人形が熱で溶けているかのように、ねっとりと
体がドロドロの液体になりながら床に流れ落ちていく。
自分が溶けていく、理解できた
だが、そんなことはもはやどうでもいい、この常軌を逸した悦楽に耽る、彼の興味はそれ以外の何にも反応しなかった
『そうそう、兄貴の事だったがよ』
思い出したかのように言い、魔族は不意に小瓶を取り出した
その小瓶の中には精液のような液体が、詰め込まれていた
『まぁコリャ小瓶だが、実は結構中にモノが入るんだ、で、中に入ってるのが、ドロドロに溶けたお前の兄貴だ』
昨日美味しく頂いたのよ
付け加え、魔族は瓶の蓋を開いた
『ホォラ、愛しい兄貴とのご対面だ』
言うやいやなや、彼の体に、彼の兄だったものがドロドロと掛けられていく
今まで、悦楽に耽っていた彼だったが
兄貴という言葉にだけ反応を示した、ソレが最期の理性だったのかもしれない
『兄貴、兄貴・・・・・あにひぃ・・・・・ひひ・・・・ひぃ・・・・ひひっ・・・ひひ・・・・・・』
彼の兄だったものが、ドロドロに溶けた彼の体と混ざり合っていく
射精を繰り返し
悲鳴をあげ
彼は溶けていく
かつて兄だったものと混ざり合いながら
昨日の兄と同じ様に
ドロドロに溶けてゆく・・・・・・・・・・・
「ひひひひひ・・・・・・ひゃ・・は・・・は・・・・」
力ない言葉を最期に彼の体は原型を止める力を失い・・・・
ぐんにゃりと形を崩し、床にどろりと広がった
後にはただ、人の形に広がった体液が残るだけだった

哀れで卑猥な青年の最期を見届け、魔族の青年はニヤリと微笑む
『さて、じゃぁまぁ後の楽しみという事で』
小瓶の口を精液溜まりに向けると
凄い勢いで精液が小瓶の中に飲み込まれていく
最後の一滴まで飲み尽くされると、彼は小瓶に口をした
小瓶の中では、ドロドロに溶けた哀れな兄弟が混ざり合い、テラテラと光りを湛えていた。

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