リスキーンは、バルフェロールの個室に案内された 地下の施設から初めて外に出る。 逃走を試みるのにはもってこいのタイミングだった。 しかし、彼の両手は後ろでに縛られ、彼自身全裸の状態、これでは遠くに逃走を試みる事は出来なかった。 恥辱に顔を歪めるリスキーンの隣で、バルフェロールはホクホクと微笑んでいる。 唯一の救いは、この男が紳士であるという事、調教以外の名目で彼が暴力を振るうことは無かった。 寝室に案内され、リスキーンは寝台の隣に設置してあるテーブルに座らせ 「では、紅茶を入れましょうかな、ティーセットを持ってきますので、少しそのままお待ち下さい」 言い残し、彼は優雅に部屋を後にした。 リスキーンは周囲を見渡した。 何か現状を打開出来うるものは無いか、静かに目を光らせる そして、見つけた 部屋に飾られている巨大な甲冑、そして甲冑が持っている、槍斧。 リスキーンは、静かに甲冑に歩み寄ると、歯を使い、器用に甲冑から槍を外す 槍が床にガシャリと落ちる音にひやりとしたが、バルフェロールに気づいた様子は無かった。 静かに槍斧に擦りより、後ろ手の縄を刃で斬り剥がす。 これで良い リスキーンは槍斧をその手に拾い上げ、静かに頷いた。 程なくして、バルフェロールの足音が聞こえてくる ティセーットを手に、気分は上々、鼻歌を混じらせながら、彼は歩を進めた。 息を潜め、扉の傍に身を潜めるリスキーン。 程なくして、バルフェロールの気配が、扉の前に佇み ガちゃりという音と共に、扉が開け放たれた。 「お待たせいたしましたぞ♪」 刹那 「いぃいいいいいいいいいいいいいいいいいや!!!!!!!」 青年の怒号と共に 槍斧が、バルフェロールの肩口に振り下ろされる ざっぷん ガッシャァアアアアン 水を斬る様な奇妙な感触の後、槍がバルフェロールのティーセットを叩き砕いた 激しい音をぶちまけながら、美しい食器の破片が周囲に飛び散る リスキーンは愕然とした。 切り伏せたはずのバルフェロールは、涼しい顔をしてソコに佇んでいた ただ、手にあったティーセットだけが、ソコから欠落していた。 傷一つ無い、紳士 リスキーンの体に鳥肌が立つ 「う・・・・うわ・・・・・!!!?」 すぐさま手首を返し、先程の軌道を真逆からもう一度凪ぎる 槍の斧の部分が、紳士の下腹部から肩にかけて、見事に切り裂いた ザシュ 直後に、傷は 「塞がって・・・・・?」 まるで斬りつけられた、水面の月の如く 自然に塞がり行く やがて、再び、無傷の紳士がソコにいた 「あ、あ・・・・・・あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」 恐怖、恐怖 言い知れぬものに対しての恐怖 そして、これから身の上に降りかかるであろう恐怖 あらゆる恐怖が彼の脳を支配していた 手にした槍は 彼の恐怖に踊らされ、滅茶苦茶に、振り回される そのたびにバルフェロールの体は、傷をうけるものの、再び再生を繰り返す。 「我輩に、物理攻撃はききませんよ?」 呟いた瞬間 尾の槍の柄を、バルフェロールの右手が捉えた がっしりと、捕まれた槍は、ソコから微動だに出来ない。 「人間が・・・・身の程を・・・」 「身の程を知れ!!!!」 バルフェロールの言葉にかぶさるように、少年の言葉が響いた 瞬間 ばしゅしゅしゅしゅしゅしゅ!!! 無数の生白いてが、部屋の中に溢れた 「!?」 2人が反応するよりも早く 手の群れは、リスキーンに覆い被さった そして、両手、両足、首、両の腰、髪、性器 無数の手が、力強くそれらを鷲づかみにし、彼の体を宙に持ち上げていた コノ美しいオブジェを見上げ、バルフェロールは静かに現状を把握した、この様な真似が出来るのは一人しかいない。 これは・・・・・ 「ジェイド殿の仕業ですな!?」 「はぁい、ご名答〜w」 背後を振り向くと、ソコには右手を宙に掲げた少年王の姿があった 彼の右腕の手首から先が、枝のように分かれ、その先が全てあの手の群れにと続いていた 「いやぁ、久しぶりに遊びに来たら、面白い事してるからさぁ・・・・」 良い、掴む手に力を込める 「いぎ!?」 ギリギリと肉を締め付ける音が響き、リスキーンは悲鳴を上げる 「人間の分際で、魔王に武器を向けるなんて、許せないね、このまま引き裂いちゃおうか?」 あわてて、否定の意を込めて、咳払いするバルフェロール 「えぇ〜良いじゃん、今丁度、若い睾丸が足りなくてさぁ、活が良いのが欲しいんだよ〜、目玉とか、臓物とか素材として他にも色々使えそうだし」 ジェイドの顔に邪悪な笑みが浮かぶ、同時にまた手に力がこもる 「がはっ、ぎぃ・・・・・かっ、かぁ・・・・・・」 抗おうと呻くが、それ以上の力でリスキーンの体を締め上げる手の群れ 次の瞬間 「止めろと言うておるのだ、聞こえんか?」 ジェイドの喉元に、バルフェロールのサーベルが突きつけられた その目には凄まじい怒気と殺気が宿り、少しでも荒がろうものなら、その切っ先は彼の喉笛に沈むだろう 小さく口の中で舌打ちし、ジェイドはリスキーンを石畳にたたきつけた 「はいはい、そんなに怒んなくてもいいじゃん、興冷め〜」 |
魔力で両手を操られ 無理矢理オナニーをさせられ鑑賞されるという恥辱ちっくな絵にしてみました この構図は結構頑張ったんですが、まだ色々勉強する事は多いようですね けど、難産の末生まれた作品だけに意外と気に入ってたりします 画面をクリックするとその後が見れますよん♪ 戻る |