あたりに漂う芳しい香りにバルフェロールは目を細めた 「おお、良いですなぁ」 この近くにあるのは『香炉の間』であった 部屋に足を踏み入れると、そこには、かつて勇者を名乗っていた少年が 笑みを浮かべて主の来訪に歓喜の声を上げた 「ご主人様ぁ❤」 少年の四肢は、まるで火のついた香の様に少しずつ色を変え、辺りに優しい香りを振りまいていた ここは、人間の体から魔力とともに、香りを放出させる特殊な部屋 この部屋に通された人間は、香の様に色を変えていく そして、香りを放出しきった後は、灰となり砕けて消える 「あぁ、ご主人様、僕頑張って香りを出しますぅ、えへ❤」 「ふむ、・・・・まだ数日は持ちそうですな、結構結構」 バルフェロールは嬉しそうに目を細めると、喚く豚にも目もくれず、静かに部屋を後にした |
四日目、実は今日もお休み 二連休なのです(*´ω`*) そういうわけで朝から更新(`・ω・´)b 実はこの絵が一番描きたかった奴です、少し前から考えてウホウホ言ってましたw 喜んでもらえるといいなぁ♪ |