ルフトは、国王になりたかった
彼の父である国王は、近々その位を息子に譲ると公言した
そして、それは、三人の息子達の中から選出するとされていた
ルフトは第二王子であった
だが、彼は父親と折り合いが悪かった
何かと父親と対立して来た彼に、父王が位を譲るとは考え難かった
彼は焦っていた、王位が他の兄弟に渡れば、彼は理由をつけられ、城から追い出されてしまうかもしれない
疑心暗鬼が、彼の心を乱していた
追放されてなるものか、王となる権利が欲しい!
その時彼が目にしたのは一冊の本
『願いを叶える魔神の召喚法』
彼はすがる思いで、ほんの通り、城の地下に巨大な魔方陣を描いた
そして
そこから、巨大な三つの角を備えた、雄々しい男が静かに姿を現した
「僕は国王になりたいんだ!!」
魔神に言い放つ、その言葉に、魔神は邪悪な笑みで答えた
次の瞬間、彼の影から大量の悪魔達が飛び出した
あまりの出来事に、ルフトは意識を失った
不意にルフトは意識を取り戻した
周囲に人の気配は無かった
そして、はたと起き上がる、先程のことは夢であったかと思い返してみる
だが、刹那、凄まじい絶叫が木霊した
続いて、人々の悲鳴、嗚咽、城の彼方此方から木霊している
先程の出来事は夢ではなかった
ルフトはヨロヨロと歩き出した
「逃げなきゃ・・・・早く」
彼は静かに、魔方陣の部屋を後にした
不意に彼は何かに足を取られて床に倒れこんだ
一体何だと、視線を這わせ、彼は絶句した
そこには、弟がいた
全裸で、床に打ち付けられた杭に両脇を支えられながら、まるで糸の切れた人形の様に立てかけられていた
「ぁえぇあぁ・・ぉえぁ・・・?・・・ぇぅぁ・・・・」
時折漏らす言葉に意味のあるものは無かった
彼は完全に壊れていた
額に、巨大な肉の杭を打ち込まれていた、その姿から、彼が二度と元に戻る事は無いだろうと容易に想像がついた
何故なら、彼は、彼の額には巨大な肉の杭が打ち込まれていたからである
完全な生きた死体となった弟は、目を見開き涎と涙を垂らしながら、時折魚の様に口をパクつかせては奇声を漏らしている
ただ、彼のペニスだけは、彼の意思と反して雄々しく反り立っていた
彼の傍らには、『素材解体用』と文字の記された立て札が立てられていた
凄まじい恐怖に、ルフトは絶叫しながら、その場を後にした
はい、一日目ですw 久しぶりの更新なんで、お客さんが気づいてくれているかが凄い心配だったり(汗) 一枚目はルフトの弟君の全裸です 彼は解体素材用に脳に杭を打ち込まれてしまいました コレをすれば、抵抗によって体が傷付く事もしないし、脳を支配する特性の杭によって 体の体調管理も行えるんで、素材として質が言い状態で解体できるのです ただ、本人の意識は完全に崩壊しますがねw コレをやったのは、もちろんムカデのお坊ちゃまですw |